在庫管理
会社の管理項目の中で、最も難しい管理項目が、この「在庫管理」ではないかと思い ます。
何が難しいか?と言いますと、主に以下の4点が理由として挙げられるからです。
1)在庫の数を適正に数えないといけない
→数え間違いがあると、利益金額に影響します。
まずは、現場で正確な在庫数を把握する必要があります。とは言っても、中小企業
で社内にある在庫を数えるという行為自体が、大変な労力を伴う場合が多いです。
商品アイテム数が多い会社の場合は、それが顕著にあらわれます。
2)在庫の金額を正確に計上しないといけない
→簿記を学んだことのある人なら、記憶にあるかもしれませんが、在庫の商品や材料で
同じものを仕入れたとしても、時期によって、仕入単価が異なります。
これらの単価を、どのように評価するのか、会社の計算ルール(先入先出法や移動
平均法といった計算方法のことです)に基づいて正確に計上しなければなりません。
3)帳簿棚卸と実地棚卸の差異を確認しないといけない
→せっかく、正確な単価、正確な数を確認したとしても、それらはあくまで帳簿上の
棚卸在庫にしか過ぎません。仕入れた商品・材料の中にも、陳腐化してしまったり、
盗難等によって、在庫が減少している場合も考えられます。ですので、正確な棚卸
を行なうには、毎月実地棚卸をすることが求められるわけです。
4)上記1〜3の業務を理解し、実行する現場担当者が必要
→やはり、理論上は1〜3の業務を実行しさえすれば、正確な数字が計上されますが、
それもこれも、やはり現場でこれらの業務を必要性を理解し、実行してくれる
担当者が必要です。
以上の4点を実際に実行できている会社は、残念ながら少ないのが現状です。
ですが、社内での在庫管理業務を確立しない限り、自社の経営が発展することが難しい! と言っても過言ではありません。
在庫は利益を大きく変えてしまう力を持っています。
(なので、粉飾決算をしている会社の多くは、この在庫金額が異常値になってしまっている ケースが多いです)
まずは、経営者自身が、在庫がもたらす経営への影響を十分に理解する事が大切です。
その上で、現場スタッフの協力を得ること。
そして、現場スタッフと共に在庫管理業務を細分化して、一人一人が、持ち場の在庫管理 を徹底すること。
在庫が正確にカウントされれば…、
・商品別の粗利益が正確に計上されます。
・毎月の会社の利益金額が正確に出ます。
・適切な経営判断が生まれます。
・正確な試算表・決算書ができます。
みなさんの会社では、どのように在庫管理に取り組んでおられますか?
毎月の試算表に 在庫管理の結果は正確に反映されていますか?
今一度、自社の在庫管理ルールを確認してみて下さい。
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